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user-scalable=noって要る?誰のためにあるんだろう?

「user-scalable=no」なんて要らないし、ついでに「-webkit-text-size-adjust:none」も要らないんじゃないの、という話。
自分の知識や理解度によって、間違ったことを書くかもしれないけど、いままで経験したことからの、考え方や結論。

user-scalable=no は、無用の長物だと思っている

user-scalable=noというのを入れていると、いわゆるスマートフォンでは、画面の拡大縮小ができなくなる。
これを入れているサイトは、どんな理由で入れているのか。
そもそも、これの存在意義はなんだろう?

これが入っていると、画面の一部分を拡大したい、なんてとき、ダブルタップやピンチを使っても反応なし。
それって、閲覧者からしたら、いいことないよね?
仮に、制作側に何かメリットがあったとしても、yes(拡大縮小を可能)にしたところで、特にデメリットなどないのでは?
そう思うと、なんで入れているのかがわからない。

調べてみると、Android端末では、user-scalable=noを入れないとposition:fixedが効かない、みたいな話があるけど、重要なのはそこじゃないでしょ。
そんなことのために利便性を犠牲にして、どうするの。
それならば、fixedが効いても効かなくてもいいように作ればいいし、無理があるようならfixedを使わないデザインにすればいい。
優先するところが違う。

ついでに、-webkit-text-size-adjust:noneも要らないと思っている

こちらは何かというと、文字の拡大や縮小ができなくなる、というもの。
これもuser-scalable=noと同様に、閲覧者にはデメリットがあるし、制作側には特にメリットがないと思うのだけど、入っているサイトを見かけることがある。

そしてこれは、スマートフォンだけでなく、MacのSafariでもなるのでタチが悪い。
そのむかし、「文字サイズをpxで指定するとIE6で大きさ変更できない」ということが、ちょっと問題になったと思うのだけど、まったく学習してないんだなって思う。
ただ、MacのSafariでも効いてしまうのは、バグらしいので、いずれ効かなくなるかもしれない。
すぐにそうなればいいけど、効いちゃってるうちは使わないほうがいいな、って。


この二つって、本当に、どういう理由で存在、使われているのか、気になる。
また、どういうふうに使えば効果的か、など。
これは皮肉とかじゃなく、自分が知らないだけなのかもしれないので、メリットがあるなら知りたい。

使わなければならないこともある?

制作側として使いたくなくても、なんらかの理由により、これらを使わなければならないこともある?のかな?
そこで、そういった場合への対処として、ひとつ解決案。
それは文字サイズを変更できる機能を独自に実装すること。
user-scalableなどの設定に関わらず効くようにできると思うし、スマートフォン向けに作られたサイトにこそ、有用な機能だと思う。

2012年11月11日 - 制作 - ,

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